スーパー・ザ・ワールド 2024に参加します◎
20240218181553-via.pngサクカも少し修正しました。
去年10月に出した準備号を完成させて持っていく予定。

宇宙のうの字も興味なかった人間だったんだけど、COSMOSを読んでからはふとした瞬間に宇宙の怖くなるほどの広さとか生命のことが頭をよぎるようになるほどにはカールの言葉で語られる宇宙って魅力的。
なのでこの本は、かなりカールの宇宙の比喩に影響受けている。でもカールに影響を受けずに宇宙を語るのって難しい...


宇宙人はきっと居るだろう。でも、この広すぎる宇宙では地球人は彼らと遭遇することは無いだろうと言われている中で、ミキタカが小さな地球の小さな日本の小さな杜王町に降り立った運命ってなんだろうね。結局、“杜王町”というなんでも抱え込む器(特に心のどこかに穴を開けているような生命を)が引き寄せたのだろうとは思う。
「万有引力とは ひき合う孤独の力である」って本当にその通りだ。谷川俊太郎って大天才すぎる。
だから8部も好きなんだろうなと思う。杜王町を語る上で孤独は絶対について回るものなんだろうな。

花京院が杜王町出身なのもめちゃくちゃ分かるというか、花京院の孤独の解釈を育てたのが杜王町って事実が本当に良い。やっぱ杜王町って魔窟。花京院の孤独についての話もいつか描きたい。

3部の承太郎と杜王町は相容れないし、承太郎が杜王町に来ることの真価を発揮するのはそりゃエジプトツアー後ですよ...この町はそういう町です。

杜王町の擬人化って誰だろうと考えた時に真っ先に思い浮かぶのって、康一と康穂。なんでも受け入れる懐の深い面を康一が、それによって傷ついた面を康穂が担っていると勝手に思っている。4部と8部の始まりが2人の語りで始まるの、まさしく「ようこそ杜王町へ」って感じする。孤独を携えた承太郎を、定助を、出迎え案内するんだよ。
先生のインタビューとか全く読めていないので血眼になってアーカイブ探そうかな...そういう話出てないかな...

「ジョジョの推しって誰?」って聞かれた時、言葉のキャッチボールを無視しても良いなら「杜王町」って答えたい。それくらい杜王町という概念が好きだね〜
だからキャラで言うと仗助が好きなのかも。
「おれがこの町とおふくろを守りますよ」
祖父の意思を継ぐ、自分の故郷だからって意味の「おれがこの町と〜」だろうけど、それ以上の意味を足すなら、仗助って杜王町がどういう町なのか、この町で生きるってことがどういうことなのかをよく理解しての言葉だったら嬉しい。

4部の一番の始まりって形兆なので、吉良吉影を見つけて欲しいという抑止力が形兆を呼んだのかとすら思える。
縁もゆかりもない街を結果的に守るためにそこで命を落とすことになり。
でも、ここなら自分の人生を生きられるって思ったんだよ。
形兆が「あの町はまったくステキな町だ」って言うの最高だよ。形兆は杜王町の何に惹かれたんだろうな。

仗助、康一、鈴美、吉良、ずっとこの町で生きてきた人間に共通する空気感ってあると思うんだよな...まだ上手く言葉にできないけど。
承太郎、億泰の町の外から来た人たちとはちょっと違う何かがあるんだよ...
億泰も物語を通して杜王町の住民側になっていくんだから、この答えって億泰にある気がする...
原稿終わったらゆっくり考える。close


今回の新刊は上記で述べたような話だったり、じゃなかったり...詰め込みたいテーマがありすぎて自分でもとっ散らかってる自覚はある。
でもこの杜王町という魔窟を語る上で1番適しているのって外からやってきたミキタカじゃないですか。だからアニメ最終回のミキタカの台詞を愛してやまない。4部の、杜王町という町の総括をミキタカに任せるのってこれ以上ない采配だよ...
20240218175730-via.jpeg(進捗)