原稿の休憩中に8部読み始めたら止まらなくなった。本当に面白い。旅行前にも一回読んだのに。自分が耳で記憶する方が得意な人間だから、漫画とか本って何周しても見落としてるところとか覚えきれてないところがある。映像だとそんなことないのに...まあ、良く言い換えれば何回読んでも新鮮に楽しめるとも言う...自己とは思い出という名の記憶の蓄積である、っていうのを8部序盤を読んでいて思う。「東方定助」を探していく過程で、たくさんの記憶を拾い集めて「東方定助」が形成されるまでに関わった人々を救っていくってのが好きだ。よく「死んだ人は記憶の中でしか生きられない」って言われるけど、本当にその通りで「思い出すこと、忘れないこと」で救う話だなと思う。だから、吉良の家を訪れる話は、初見はドキドキハラハラしたけど2周目以降はどうしようもない切なさが付きまとうね。康穂がセーラーを定助に当てながら「とても似合うわよ」って言うところでもう泣く。生きた証がそこにある。「東方定助」って杜王町の救いの形なのかも。もしくは「救われたい」という願いの形。「東方定助」という曖昧で不安定で偶像のような存在が康穂に名前を与えられ、一人の人間として形成されていく。#jjba 2024/02/20(Tue) 16:07:01
旅行前にも一回読んだのに。
自分が耳で記憶する方が得意な人間だから、漫画とか本って何周しても見落としてるところとか覚えきれてないところがある。映像だとそんなことないのに...
まあ、良く言い換えれば何回読んでも新鮮に楽しめるとも言う...
自己とは思い出という名の記憶の蓄積である、っていうのを8部序盤を読んでいて思う。「東方定助」を探していく過程で、たくさんの記憶を拾い集めて「東方定助」が形成されるまでに関わった人々を救っていくってのが好きだ。
よく「死んだ人は記憶の中でしか生きられない」って言われるけど、本当にその通りで「思い出すこと、忘れないこと」で救う話だなと思う。
だから、吉良の家を訪れる話は、初見はドキドキハラハラしたけど2周目以降はどうしようもない切なさが付きまとうね。康穂がセーラーを定助に当てながら「とても似合うわよ」って言うところでもう泣く。生きた証がそこにある。
「東方定助」って杜王町の救いの形なのかも。
もしくは「救われたい」という願いの形。
「東方定助」という曖昧で不安定で偶像のような存在が康穂に名前を与えられ、一人の人間として形成されていく。
#jjba