準公式の話で追加の話。
世間では何かと言われがちな(最近は昔ほど言われないけど)実写化が割と好きなんだよね。

例を挙げると、龍が如くの実写映画とか。あれ、いい映画だったよ。
桐生一馬を操作するゲームでは神室町が桐生一馬のための舞台装置としての役割が強すぎるけど、映画では神室町という街に生きている人間の1人である桐生一馬が表現されている。実写だからこその上手な落とし込み方だなと思った。あと、ゲームでは冬だけど、夏にすることで神室町の人々の狂気と茹だるような暑さによる狂気が入り混じってて大好きな雰囲気だった。
そもそも、キャッチコピーの時点で120点なんだけどね。「この街では、憎しみも愛」。

で、実写のジョジョ4部も同じ三池監督っていう。まだ見てないけど、多分好きだと思う。
三池監督の実写化、世間的にはん〜?って感じだけど個人的に刺さるものが多いので。
ヤッターマンとか逆裁とか。
ヤッターマン懐かしすぎるね。当時、櫻井くんが大好きだったから、ワクワクして見た思い出がある。
最近公開された、ミッドナイトも良かった。
多分、原作に沿ってるか云々じゃなくて、三池監督が捉えた原作の雰囲気の解釈が好きなんだと思う。
二次創作者としての個性が尖ってる。

なんで実写化に抵抗ないのかなとか考えてたら、そもそも私のオタクの起源ってセーラームーンの実写ドラマにあるからかも。ちょうどテレビでやってたセラムンの実写を見て育ったので。
セーラームーンの漫画もアニメも見ていなかったけど、実写を見てセラムンの変身セットを買ってもらってたりした。オタク(もどき)の始まりがそもそも実写っていう。
当時2歳くらいだったけど、まだ微妙に覚えてるシーンあるよ。なんか遊園地行ってめっちゃ鏡張りの部屋に閉じ込められるシーンなかったっけ…録画したDVDを繰り返し見てた覚えがある。

まあ、実写化好きとは言ってるけど、私が後追いで見る機会が多いから元々のハードルが低い分、気にならないってのもあるかもしれない。でも、見た後に面白かった!ってなった後にボロクソ言われてるレビューが目に入って私の感性って大衆受けしないなのか?って不安になった経験が多数ある。
でも大事なのはレビューの星の数じゃなくて自分がどういう感想を持ったかだから......そういう経験を踏まえて、自分が最初に抱いた感想はどんなものでも大事にしようって心に決めてる。まあ、ただ逆張りオタクってだけかもしれないけど。