自分の半身という埋まらないピースを痛みの中探し続ける8部に対して、「片割れ?そんなもの探して何になるの?」って感じで自分の人生を楽しく元気に生きてるのが4部だな〜と思った。

康一と由花子って絶対に運命の相手じゃないけど、合わないカケラ同士をセロハンテープでぐるぐる巻きにして「これが運命よ!文句ある!?」って歪な球体を差し出してきそうな力がある。4部はパワーだ。
運命の相手じゃない同士が「運命です」って言うの切なさがあるけど、この2人は思わず気圧されて「そうだね、運命だね」って言っちゃいそうな強さがある。悲哀など一ミリもないの最高すぎる。愛はパワーだよ。
#jjba
自分の半身をこの広い世界で見つけるのってほぼ無理じゃない?この人が片割れだ!って思っても正解かどうかなんて分からないし。
でも、ジョナサン、ディオのペアは確実に正解を引き当てたなと思う。
ジョジョってあんなに登場人物居るけど正解を引き当てたのってこの2人だけかもと思った。
他のペアも相棒、友人、ライバル、師弟、いろんな肩書きはあるけど、“1ミリのズレもない、正真正銘の片割れ”ってなると違うなって思っちゃう。

実際に一つになったからそう感じるだけかもしれないけど。
というか、一つになるって何...?(今更)

運命判定が厳しい人間なので、ジョジョに限らずどの物語でも「正解の片割れ同士」の関係性をあまり見つけられない...「ニコイチ」と「運命」は似ているようで違うんだ...
なので私のオタク歴の中でこの2人ってかなりレア
#jjba
ジョナサン、ディオが元々一つの球体だったのに対して、定助は吉良と仗世文という合わないカケラ同士を無理矢理くっつけた歪な存在に思える。だから記憶がないし、ずっと完全になれず孤独を埋められない。
でもそのカケラの接着剤となるのが康穂やホリー、東方家、ひいては杜王町の住人たち。

世界でただ1人の完全なる片割れになんてなかなか出会えない。でもそれがなんだと言うのだ。世界は2人で成り立っているはずもなく、片割れを見つけられない者たちで身を寄せ合い歪な球体を作り上げていく幸せだってある。
みんなが微妙な距離感で付かず離れずな8部の良さってここにあるのかもと思った。
#jjba
ジョナサンとディオの関係を、名前が付けられない、強いていうなら「2人で一つ」って言ったけど、それって人間球体説に基けば「愛」って名前が与えられちゃうな〜と思ったり。
片割れに出会った時に、私たちは完全になる。
結局、2人の間にあるのは愛なのか。

片割れに出逢って球体に戻るために抱擁したけど元の形には戻れなかった。そこでゼウスの介入で一つになることができるようになるわけだけど、神の介入無しに自分たちの力だけで一つになったのがこの2人らしいよな〜。(2人というか主にディオ・ブランドー)
もはや神話じゃないかと思うけど、始まりの第一部だから神話と言って差し支えないのか。

ファントムブラッドと書いて愛の起源って読んだりするのかもしれない。
#jjba
【ジョジョミュ 感想】
公演日:02/23(マチネ)

「ディオ・ブランドー」が主人公のファントムブラッドだった。
他媒体のディオと比べるとジョジョミュのディオが1番人間の弱さとジョースターへの憧れが全面に出ていて個人的にめちゃめちゃ好きだった。
SPWが「世界が一巡するまで語り続ける」って語ったとおり、1〜6部を踏まえて解釈される1部の話で、凄く面白かったな〜。
回り続ける円形の舞台も「Roundabout」が連想されて、アニメ6部の最後を思い出す。


・霧の都ロンドンらしい、怪しく美しいスモークの使い方が良かった。序盤だけじゃなくもっと見たかった〜。
・派手さはないけど、迫力ある舞台セットでかなり好き。巡り続ける世界の一幕って感じ。
・ディオ・ブランドーって「星を見上げてごらん」って言われて育ったんだ...ヘぇ〜......
そう言われて育ったのに「星を見るもの」側にいけない悲しさよ。他媒体でのディオにジョースターへの憧れは感じないけど、ミュのディオってこのバックボーンがあるから「全てを持っているジョースター」にという言葉に「憧れ」が含まれているので新鮮に感じるし、でも別に原作と乖離してないなと思わせる丁寧な描き方をされててめちゃめちゃ好きだった。

・涙ぐむ声からの「ン゛ン゛」の立て直しがめちゃめちゃディオだった。
・いつも口角上がってるジョナサン、走り方が原作からそのまま出てきたジョナサン。とにかく少年ジョナサンが可愛かった。
・本当にどの角度から見ても真っ直ぐな姿勢のジョナサンと父の亡霊を背に負っているような姿勢が重いディオ。
人間を辞めてからは堂々とした立ち振る舞いになる。
声に関しては、アニメの印象が強いので一幕のディオは弱々しさがあって、なるほど〜と思ってたけど、二幕からめちゃめちゃ知ってるディオの声の張り方で、もっかい聴き比べしたい〜と思った。
マモのディオ・ブランドー、人間と吸血鬼の間のバランスがめちゃめちゃ良い。
・こんな悲痛に満ちた「酒飲まずにはいられない」、初めて聞いた😭
・宮野真守のディオ・ブランドー、本当に最高だったのでこのミュージカルだけで終わるの勿体なさすぎる...
マモの演じるDIOにめちゃめちゃ興味が湧いたので、どっかで3部やってくれないですかね...

・運命という牢獄から何を見るか。
ジョースターの一族は運命という牢獄の中生きて死ぬことを恐ろしいとは思わない。何故なら星があるから。
6部のイメソンにSHOCKの「CONTINUE」を挙げ続けているけど、ミュを見た後だと改めてジョースターのイメソンだと思った...。
CONTINUE/2:16~(SHOCKのオタクでごめん)

「大空が美しいのはかつてそこに居たから」たとえ牢獄に縛られていても、帰る場所を知っている強さを星を見るものは知っているんだと思った。
星に手が届かないことは知っているけど、それでも手を伸ばし続けることがどれだけ尊いことか。
一方ディオはそんな牢獄に縛られ続けるなんて耐えられない。手の届かない星より、泥を見る。
運命っていう自分じゃどうにもならないくそったれな檻をぶち壊して生きていく。そのために人間を辞める。
ジョースター卿が星を見ることも泥を見ることも、どちらも正義と言ってくれたのが嬉しかったな。どちらの行為も人間讃歌だと思う。

・父殺しについて
自分を呪い続ける自分の中の父を殺して、やっと自由になる。
父を殺してやっと自分の人生が始まるって、それどこの虹村形兆...
実際にダリオを毒で殺してはいるけど、それでも父からの呪縛から解放されていない。
ダリオってディオにとって自分の過去や弱さ、人間としての人生そのものの形なので、それを殺してしまったらもうそれ以上に克服の余地がないんだよな。
だから殺したはずなのに、ずっと父の呪いから解放されていない。
ジョナサンに「逃げている」って言われたとおり、父殺しは克服ではなく逃げだったのかも。

・2人の戦いの途中に挟まる回想が好きだった。「ぼくの青春はディオとの青春」の演出として、とても好きだった。

・最後、2人が手を引いて退場するのを見て、2人で1人の演出として最高すぎた。
後に3部で2人で灰になってこの世から消えるということを踏まえてここを見ると本当に言葉が出ない。
「ジョナサン・ジョースター」と「ディオ・ブランドー」という生命の退場として最高の演出。
2人の関係ってどんな名前を付けてもしっくりこないんだけど、強いて言うなら「2人で1人」だなと本当に思い知らされました。
でも、あくまでジョジョミュの世界の2人だなという印象はずっとある。原作の2人の印象とは違うね。
でも、1〜6部を踏まえて語られるファントムブラッドだから、並行世界の1部って感じて不思議な良さがある。

・ご挨拶のマモと松下さんが仲良しすぎて真ん中にスタンドマイクが見えた。漫才が始まるのかと思った。close



・SPWを語り部にしておきながら、そのSPWとジョナサンとの運命の出会いの描き方が弱かったのが悲しかった...
この2人の関係性が大好きなので...
でも、ディオ・ブランドーの物語と考えればまあ仕方ないのかも。
でもでも、SPWを語り部として出されたら「ジョースター」の話が始まると思ってしまうじゃん...ところが、ディオ・ブランドーの話が始まるので一幕の途中で「あれ?」ってなった。
やっぱりSPWにはジョースターの話を語ってほしいと思ってしまう。

・ミュージカルである以上、もっと楽曲に力を入れてほしかったな〜と思ってしまう。
曲の印象が他の要素と比べると弱すぎた。
「これわざわざミュージカルにしなくても、ストレートプレイでもよかったのでは?」という印象が残る。
ミュージカルって、その名の通りミュージカルなので...曲が命だと思うので...
ミュージカルを見た後なのに、曲の感想が上位に入ってこない...
あんまりミュージカルでやる意味を感じなかった...
楽曲以外での心理描写が丁寧だったから...

あとこれは勝手な思い込みで申し訳ないんだけど、結構重厚なビジュアルできたから(ティザー映像とかも)音楽の方向性が自分の予想してたのと違っておぉ...となった。

・めちゃめちゃ頑張って詰め込んだな!すごいな!という感想。
その分転換とかがちょっと雑に感じなくもないけど、まあ原作履修者向けと思うとそこまで気にならないかな。
逆に原作履修者向けに振り切ったからこそ、ディオの掘り下げができたとも思うし、ここは一長一短かな。

・ギリギリまでリセール出すか迷ってたけど、予想外の方向から良さを感じたので見て良かった。
予想外の方向からというのは、ストレートに得られる良さとしてはちょっとなんとも言えない部分があるっていう...ね...
多分、色々あったから厳しい目で見ちゃうっていうのがあるからバイアス取り除いてみるっていうのが難しくなってる...
時間をおいてまっさらな気持ちで見たいな〜と思うところはある。
でも、見て良かったな〜と思えたし、見終わった後、徹夜で漫画描くぐらいには色々衝撃を受けたので楽しかったです。
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#jjba
原稿の休憩中に8部読み始めたら止まらなくなった。本当に面白い。

旅行前にも一回読んだのに。
自分が耳で記憶する方が得意な人間だから、漫画とか本って何周しても見落としてるところとか覚えきれてないところがある。映像だとそんなことないのに...
まあ、良く言い換えれば何回読んでも新鮮に楽しめるとも言う...

自己とは思い出という名の記憶の蓄積である、っていうのを8部序盤を読んでいて思う。「東方定助」を探していく過程で、たくさんの記憶を拾い集めて「東方定助」が形成されるまでに関わった人々を救っていくってのが好きだ。
よく「死んだ人は記憶の中でしか生きられない」って言われるけど、本当にその通りで「思い出すこと、忘れないこと」で救う話だなと思う。
だから、吉良の家を訪れる話は、初見はドキドキハラハラしたけど2周目以降はどうしようもない切なさが付きまとうね。康穂がセーラーを定助に当てながら「とても似合うわよ」って言うところでもう泣く。生きた証がそこにある。

「東方定助」って杜王町の救いの形なのかも。
もしくは「救われたい」という願いの形。
「東方定助」という曖昧で不安定で偶像のような存在が康穂に名前を与えられ、一人の人間として形成されていく。
#jjba
4部杜王町が円で構成されているのに対して、8部杜王町ってすごい四角の街なんだな〜と地図を見て思った。駅周辺が特に。
同じ杜王町でもやっぱ違う場所なんだ
#jjba
今夜の食後のおやつ
うま〜
20240219211957-via.jpegごま摺り団子が要冷凍のものって知らなくて、お土産屋さんで見当違いの場所を探してて見つけるのに時間かかった。

常秀は「16コ詰めセットだもんな〜」って言ってたけど、要冷凍のものをより多く貰うって、しばらくそこに居ろってことでは...と思ってしまう。
そこまで嫌味ったらしいこと、康穂はしないと思うけど、まぁ...。
でも、解凍してから日持ちしないものを16個も渡すのは若干の悪意を感じて笑う。
めっちゃ美味しくてあっという間に無くなったけど、3日以内に食べ切るには8個がちょうどいいラインではあると思う。
定助には8個入り、常秀には16個入りを渡した意味を考えるの楽しくて止まらない。
#jjba
仙台に行ってきた!
冷麺が食べたすぎて前日に盛岡に寄ってから仙台に行った。キュンパス助かる〜。

仙台に着いてはじめの一曲。

承太郎の気分になれるし、康一くんに出迎えてもらってる気分にもなれる。なので、OPと迷ったけどこっちにした。

20240218124801-via.jpg2月なので緑は少ないけど、もうすぐ豊かに色付く街並みに想いを馳せられるいい季節に来たと思う。
虹村家が東京からやってきたのはいつ頃だろう。
1998の秋には居たっぽいけど、半年以上もあの家に居て仗助が気づかないとかある…?
個人的には、秋頃から形兆だけは下見も兼ねてちょくちょく杜王町に来てて、1999の1、2月に一家で引越ししてたらいいな〜。真冬に杜王町に一家でやってきて欲しいという願望があるので。
多分夜に(最終の)新幹線でやって来て、東京とは違う寒さに新しい人生が始まる希望とこれまでの人生を捨てる覚悟を持ってて欲しいよ。
夜のシャッター閉まってて人も少ない駅ってどうしようもない寂しさがある。しかも初めて来る駅だと尚更。閑散とした駅の中を、右も左も分からないまま兄の後ろをついていく億泰。やっぱ冬であって欲しいよ…

杜の都と言われるほどの豊かさのある風景が冬にはなんとも言えない物悲しさを携えてる。The bookの季節が冬なのは本当に天才だと思う。
もしアニメやってくれるならめちゃめちゃ風景の描写細かくして欲しいと思った。

202402181243385-via.jpgへへ...

宿泊は江陽グランドホテル。202402181243381-via.jpg202402181243383-via.jpgチェックイン前に荷物を預けると荷札を付けてくれるっての知らなくてテンションがとても上がった。大事に持ち帰った。

客室、すごいいい匂いがした。上品な甘い匂い。これにもう少しキレのある香りが加われば空条承太郎の匂いが出来上がると思った。(個人の解釈)
チェックアウト後に荷物を預けた際にもらう番号札からも同じ匂いがしたんだけど、一体なんの芳香剤使ってる...?

夜はセリ鍋を食べながら地酒を飲みまくる予定だったので、チェックイン時にちゃんと写真を撮ってやること済ませたよ。
案の定、帰ってきて部屋の鍵を開けた後の記憶がない。
色々飲んだ中で、萩の鶴と店長さんがおすすめしてくれた蔵王の春色がお気に入りでした。

朝食はホテルで。宮城の食べ物全部美味しすぎる。202402181243382-via.jpg4部承太郎、忙しすぎてルームサービスかホテル内レストランでご飯を済ませてると思ってるので、数ヶ月間良いもの食べてたんだろうな〜と思ったりした。


仙台に行きたいんだよ〜って周りに言いまくってたら、ゴカム好きの友人に一緒に行く?と誘っていただいたので今回の旅行に至ります。
なので、ゴカムのコラボカフェにも行ってきた。20240218124338-via.jpgコラボカフェという名のただただ宮城の美味いご飯が食べられるカフェ。尾形パスタが美味しすぎて...別のところでも銀鮭を食べたんだけど、ほんとうにホロホロで美味しい。
中尉のソフトクリームに付いてるチョコレートもめちゃめちゃ美味しくてなんだこのコラボカフェ...と思いながら食べてた。全部が美味しすぎた。

友人に借りた房太郎。可愛すぎる。
ゴカムは房太郎が好き。

連れて行ってもらって本当に良かった〜


大年寺山のテレビ塔。202402181243384-via.jpg静かで見晴らしが良くて、パッと見て帰るつもりがしばらく周辺を散歩してた。
本当にいい眺めだったな。スーパーフライの周りは田んぼだから、ここからの眺めとは違うけど塔の上からの景色をミキタカが気にいる理由が分かった気がする。
視界を遮るものがないから、きっと夜は星が綺麗に見えるんだろうな。

いたがき。メロンパフェはお休みだったのでいちごパフェを食べた。やっぱ冬はいちごだよ...202402181243386-via.jpg


勾当台公園、午後5時ごろの影。20240218124827-via.jpg木がたくさん生えてるから影がすごく綺麗。だけど空は明るいのに影が長いから地面に近いところは暗くてなんか奇妙な不気味さがあった。上手く言葉にできないけど、透龍はここを歩くのが似合うと思った。
康穂と透龍が並んで歩く時、康穂が影のささない場所を歩く一方で透龍には絶妙に影が落ちてる。きっと目元とかよく見えない。透龍のこと、そういう掴みどころのない夕方みたいなやつだと思ってる。

やっぱ今の街並みの近さとしては8部の方が近いので、またイチョウの季節に来たいなと切実に思った。

仙台港とか行きたかったけど時間が微妙だったのでまた今度。やっぱレンタカーを借りるべきだった。けど、ペーパードライバーにとって知らない土地を走るは恐怖でしかないのでレンタカーは本当に最終手段...

20240218131803-via.jpg20240218131746-via.jpg本当に、散歩が楽しくて歩きがいのある場所で楽しかったな〜!
2日で4万歩ほど歩いたらしい。
#jjba
週の初めの月曜日、学校に行きたくないけどアイスで心を慰めながら登校しようとする億泰って可愛すぎ...!?
それに付き合うために仗助も火〜金曜日よりちょっと早めに家を出るんだ...
#jjba
#jjba
20240121135532-via.png
仗助を描く時、かっこよさと儚さを求めがちになってしまうんだけど、原作読むと本当に可愛い顔をしているので可愛く描く練習をしている。
↓ザワ35で頒布したコピ本と無配をアップしました↓
https://toncha.xyz/Book.php

よかったらお読みください☺︎

思いの外引越しに時間を取られて、準備号の完成が遠のいていく...
何が誤算かって、引越し準備で散らかりまくった部屋では全く原稿が進まないということ。
締切作らないと終われない人間だから、スパザワ頒布を目指して頑張る。
#jjba
絵を描いて無さすぎて描き方忘れると思い、らくがき
冬の杜王町の住人たちが見たすぎるので、The Bookアニメ化しないかな〜
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#jjba
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